きさご【細螺/喜佐古/扁螺】
ニシキウズガイ科の巻き貝。内海の砂泥地に埋もれて群生する。貝殻は低円錐状で、殻径3センチくらい。殻表は青黒色にタイル状模様がある。肉は食用、殻はおはじき・貝細工などに使う。きしゃご。ぜぜがい。《...
きさご‐はじき【細螺弾き】
キサゴの貝殻を散らして、指ではじき当てる子供の遊び。おはじき。きしゃごはじき。
き‐ささげ【木豇豆】
ノウゼンカズラ科の落葉高木。樹皮は黒褐色、葉は大きく、キリの葉に似る。夏、漏斗状で先の5裂した淡黄色の花を円錐状につける。実は秋にでき、ササゲに似て細長い。中国の原産。楸(ひさぎ)。きささぎ。《...
き‐さつ【貴札】
相手を敬って、その手紙をいう語。貴翰(きかん)。
きさ‐の‐おがわ【象の小川】
奈良県吉野郡吉野町、象山(きさやま)の麓を流れる喜佐谷川の古称。宮滝で吉野川に合流。[歌枕]「昔見し—を今見ればいよよ清(さや)けくなりにけるかも」〈万・三一六〉
キサ‐ハワーニ【Qissa Khawani】
⇒キッサカワニ
きさぶろういちだい【貴三郎一代】
有馬頼義の小説。昭和39年(1964)刊。昭和40年(1965)、増村保造監督により「兵隊やくざ」のタイトルで映画化。のちに映画のヒットを受け小説も改題して「兵隊やくざ」とした。
き‐さま【貴様】
[代]二人称の人代名詞。 1 男性が、親しい対等の者または目下の者に対して用いる。また、相手をののしる場合にも用いる。おまえ。「—とおれ」「—の顔なんか二度と見たくない」 2 目上の相手に対して...
き‐さめ【樹雨】
木の葉や枝についた霧が水滴となって落ちること。また、その水滴。
きさ‐やま【象山】
奈良県中部、吉野町宮滝にある山。[歌枕]「み吉野の—の際(ま)の木末(こぬれ)にはここだもさわく鳥の声かも」〈万・九二四〉