いちもん‐せん【一文銭】
1 1個1文の穴あき銭。江戸時代の最小単位の通貨。 2 きわめてわずかの銭。 3 紋所の名。1の形を図案化したもの。
いっ‐し【一糸】
1 1本の糸。または、きわめてわずかなことのたとえ。 2 長さ・重さや割合などの単位。→糸(し)
いっし‐いちごう【一糸一毫】
きわめてわずかなこと。
いっ‐しゅん【一瞬】
一度またたきをするほどの、きわめてわずかな時間。刹那(せつな)。副詞的にも用いる。「—の出来事」「—目を疑った」
いっ‐てき【一滴】
ひとしずく。きわめて少量の意にも用いる。「酒は—も飲めない」「大海の—」
いっとう‐こく【一等国】
かつて、国際関係の上できわめて優勢な地位を占めていた諸国家を漠然とさした語。
一夫(いっぷ)関(かん)に当(あ)たれば万夫(ばんぷ)も開(ひら)くなし
一人が関所を守れば、万人の力をもってしても通れない。きわめて険しく、守りの堅い所をいう。
いと
[副] 1 非常に。たいへん。きわめて。「三寸ばかりなる人、—うつくしうて居たり」〈竹取〉 2 ほんとうに。まったく。「忘れ草種とらましを逢ふことの—かく難きものと知りせば」〈古今・恋五〉 3 ...
いと‐しも
[副] 1 《副詞「いと」+連語「しも」から》非常に。きわめて。「—悔しう思ひ給へらるる折多くなむ」〈源・須磨〉 2 (あとに打消しの語を伴って)あまり。たいして。「この度の司召しにも漏れぬれど...
いと‐も
[副]《副詞「いと」+係助詞「も」から》 1 程度のはなはだしいさま。非常に。きわめて。「—たやすいことだ」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)あまり。それほど。「—知らぬ道の物語したる、か...