お【御】
[接頭]《「おん(御)」の音変化で、中世以降の成立》 1 名詞に付く。 ㋐尊敬の意を表す。相手または第三者に属するものに付いて、その所属、所有者を敬う場合と、敬うべき人に対する自己の物や行為に付...
か【下】
[音]カ(漢) ゲ(呉) [訓]した しも もと さげる さがる くだる くだす くださる おろす おりる [学習漢字]1年 〈カ〉 1 空間的位置関係の低い方。「下部・下方/階下・眼下・地下...
ください【下さい】
《動詞「くださる」の命令形》 1 「くれ」の尊敬語。相手に物や何かを請求する意を表す。ちょうだいしたい。「手紙を—」「しばらく時間を—」 2 (補助動詞)「お」を伴った動詞の連用形、「ご(御)」...
くださ・れる【下される】
[動ラ下一][文]くださ・る[ラ下二]《動詞「くだ(下)す」の未然形に助動詞「れる」が付いたものから》 1 《「れる」が尊敬の意の場合》「与える」「くれる」の尊敬語。「くださる」よりも敬意が強い...
くださん・す【下さんす】
[動サ特活]《「くだされます」「くださります」の音変化。近世上方で、主として女性が用いた》 1 「くれる」の意の尊敬語。くださいます。「祝儀とて、との達から—・すこともござんす」〈難波鉦・二〉 ...
くだっし【下っし】
《「くださる」の命令形「ください」から転じた「くだせえ」の変化した語》 1 相手に物事を請い求める意の尊敬語。ください。「砂糖を思ふさまぶちこんで、一盃(いっぺえ)—」〈滑・浮世風呂・四〉 2 ...
くだは・る【下はる】
[動ラ四]《「くださる」の音変化。近世上方(かみがた)で、侠客(きょうかく)・相撲取りなどが用いた》 1 「下さる1」に同じ。「下んせ、下んせ、—・りませ」〈浄・忠臣講釈〉 2 (補助動詞)動詞...
くりゃ・る【呉りゃる】
[動ラ四]《「く(呉)れやる」の音変化》 1 「くれる」に軽い尊敬の意を添える。くださる。「そなたのお戻りやるを待ちかねたほどに、いとまを—・れ」〈虎明狂・箕被〉 2 (補助動詞)動詞の連用形に...
くれ◦さします【呉れさします】
[連語]《動詞「く(呉)る」の未然形+尊敬の助動詞「さします」》 1 くださる。「床几(しゃうぎ)—◦さしませ」〈和泉流狂・八尾〉 2 (…「てくれさします」の形で)…てくださる。「やあ、そなた...
しん‐じゅう【深重】
[名・形動]《古くは「じんじゅう」》「しんちょう(深重)1」に同じ。「その—な罪の子をゆるしてくださる仏様」〈倉田・出家とその弟子〉