くめ‐の‐いわばし【久米の岩橋】
役(えん)の行者が大和の葛城山から吉野の金峰山(きんぷせん)まで架け渡そうとしたという伝説上の橋。葛城の神が夜間しか働かなかったために完成しなかったという。多く和歌で男女の契りが成就しないことの...
くめ‐の‐さらやま【久米の佐良山/久米の皿山】
岡山県中北部の古い地名。もと久米郡佐良山村、現在は津山市内。[歌枕]「美作(みまさか)や—さらさらにわが名はたてじよろづよまでに」〈古今・神遊びの歌〉
くめ‐の‐せんにん【久米仙人】
伝説上の仙人。大和国の竜門寺にこもり空中飛行の術を体得したが、吉野川で衣を洗う女の白い脛(はぎ)に目がくらんで墜落。その女を妻として世俗に帰った。のち、遷都の際、木材の空中運搬に成功して天皇から...