く・ゆ【悔ゆ】
[動ヤ上二]「く(悔)いる」の文語形。
く・ゆ【崩ゆ】
[動ヤ下二]「く(崩)える」の文語形。
く・ゆ【越ゆ】
[動ヤ下二]《「こ(越)ゆ」の上代東国方言》越える。「不破の関—・えて我(わ)は行く」〈万・四三七二〉
く・ゆ【蹴ゆ】
[動ヤ下二]蹴(け)る。「槻(つき)の樹の下に毱—・ゆる侶(ともがら)」〈皇極紀〉
く‐ゆう【区有】
区が所有していること。また、そのもの。「—地」
くゆら‐か・す【燻らかす/薫らかす】
[動サ四]くゆらす。「たき物—・して」〈増鏡・あすか川〉
くゆら・す【燻らす/薫らす】
[動サ五(四)]煙を緩やかに立ちのぼらせる。くゆらせる。「タバコを—・す」 [動サ下二]「くゆらせる」の文語形。
くゆら・せる【燻らせる/薫らせる】
[動サ下一][文]くゆら・す[サ下二]「燻(くゆ)らす」に同じ。「紫煙を—・せる」
くゆ・る【燻る/薫る】
[動ラ五(四)] 1 煙がゆるやかに立つ。くすぶる。「タバコの吸い殻が—・る」 2 あれこれと思い悩む。「富士のねの絶えぬ思ひもある物を—・るはつらき心なりけり」〈大和・一七一〉