くらべ【比べ/較べ/競べ】
1 くらべること。比較。「丈(たけ)—」 2 くらべて優劣を争うこと。競争。「がまん—」「知恵—」 [補説]12とも、名詞の下に付いて、複合語として用いられる。
くらべ‐あわ・せる【比べ合(わ)せる】
[動サ下一][文]くらべあは・す[サ下二]二つまたは複数のものをくらべてみる。「二つの文章の異同を—・せる」
くらべ‐うま【競べ馬】
古くからの乗馬競技。2頭または数頭で、一定の距離を競走して勝敗を争う。奈良・平安時代には宮中儀式の一つともされた。特に、賀茂の競べ馬は有名。きそいうま。きおいうま。駒競(こまくら)べ。競馬(けいば)。
くらべ‐がた・し【比べ難し】
[形ク]つきあいにくい。機嫌をとりにくい。「女のいと—・く侍りけるを、あひはなれにけるが」〈後撰・雑三・詞書〉
くらべ‐ぐる・し【比べ苦し】
[形シク] 1 くらべにくい。比較しにくい。「世の中や、ただかくこそとりどりに—・しかるべき」〈源・帚木〉 2 相手になりにくい。つきあいにくい。「院も、—・しう、堪へがたくぞ思ひ聞こえ給ひける...
クラベス【(スペイン)claves】
拍子木状の2本の硬い材質の棒を打ち合わせ、乾いた響きを出す打楽器。もともとラテン音楽の楽器。
くらべ‐もの【比べ物】
比べて優劣をみること。「前とは—にならないほどの出来栄え」
くら‐べや【暗部屋】
宮中の局(つぼね)の名。清涼殿の近くというが、正確な位置は不明。「つれづれなる昼つかた、—の方を見やれば」〈讃岐典侍日記・下〉
くら・べる【比べる/較べる/競べる】
[動バ下一][文]くら・ぶ[バ下二] 1 二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。比較する。「身長を—・べる」「今年は例年に—・べ雪が少ない」 2 優劣や勝敗を競う。競争する。「力の...