暗(くら)がりに鬼(おに)を繋(つな)・ぐ
正体が知れず、気味が悪いたとえ。暗がりの鬼。「この人は、表向き軽うして内証の強き事、—・ぐがごとく」〈浮・永代蔵・四〉
暗(くら)がりの犬(いぬ)の糞(くそ)
失敗を押し隠し、知らん顔をすることのたとえ。
くら‐が・る【暗がる】
[動ラ四]暗くなる。「山陰の—・りたるところを見れば」〈かげろふ・中〉
くらき‐みち【冥き途】
《「冥途(めいど)」を訓読みにした語》死者が迷って行く道。死後の世界。
くらきミネルバ【暗きミネルバ】
《原題、(イタリア)Minerva oscura》イタリアの詩人、パスコリによる評論。1898年刊行。
く‐らく【苦楽】
苦しみと楽しみ。「—を共にする」 [補説]書名別項。→苦楽
く‐らく【来らく】
《動詞「く(来)」(カ変)のク語法》来ること。「夜のほどろ出でつつ—度(たび)まねくなれば我が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉
くらく【苦楽】
日本の文芸誌。昭和21年(1946)11月、大仏次郎が主宰して創刊。米国向けの海外版7冊を含む全45冊を刊行し、昭和24年(1949)9月に終刊。
クラクション【klaxon】
《製造会社の名、クラクソンから》自動車などの警笛装置。もと商標名。
クラクフ【Kraków】
ポーランド南部の都市。14〜16世紀、ポーランド王国の首都。歴史的建造物が多く、1364年創立の同国最古のヤギエウォ大学がある。人口、行政区76万(2007)。クラカウ。