い【遺】
[音]イ(ヰ)(漢) ユイ(呉) [訓]のこす わすれる [学習漢字]6年 〈イ〉 1 後に残る。「遺憾・遺棄・遺恨・遺跡/後遺症」 2 死後に残す。「遺愛・遺訓・遺骨・遺産・遺書・遺族・遺体...
いい‐いれ【言ひ入れ】
1 意志・希望を伝えること。申し込み。「江戸よりも聞き伝へ、段々の—に、親方の相談極まり」〈根無草・後・二〉 2 結婚の申し込み。「伴之丞様へたった一言、—でつい御祝言(ごしうげん)済むこと」〈...
いい‐きぜん【好い気前】
[形動]《近世江戸語》自分勝手でいい気なさま。「—な。いろいろなことを言ってくる」〈洒・四十八手〉
いい‐くる・める【言い包める】
[動マ下一][文]いひくる・む[マ下二]《「いいくろめる」の音変化》言葉巧みに相手を信用させてだます。口先でまるめこむ。「まんまと—・められた」「黒を白と—・める」
いい‐くろ・める【言い黒める】
[動マ下一][文]いひくろ・む[マ下二]《「黒める」は、だます意》「言い包(くる)める」に同じ。「結局どう—・めるかと、黙止していたが」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
いい‐こ・す【言(い)越す】
[動サ五(四)]言ってよこす。言ってくる。「かねて—・した其夫(おっと)は」〈漱石・こゝろ〉
いい‐ちら・す【言(い)散らす】
[動サ五(四)] 1 うわさなどをあちらこちらで言う。言い触らす。「あることないこと—・して歩く」 2 勝手なことを言いまくる。言いたいほうだいを言う。「不平不満を—・す」
いい‐はぐら・す【言い逸らす】
[動サ五(四)]話が肝心のところにくると、あいまいな返事をしたり話題を変えたりする。言いはぐらかす。「冗談に—・して本心を明かさない」
いい‐はじ・める【言(い)始める】
[動マ下一][文]いひはじ・む[マ下二] 1 初めて言う。言いだす。「職場に慣れてくると不満を—・める」 2 話し始める。「口ごもりながらも—・めた」 3 異性に言い寄り始める。「裳(も)きしこ...
いい‐まる・める【言(い)丸める】
[動マ下一][文]いひまる・む[マ下二]言葉巧みに相手を自分の方に引き込む。言いくるめる。「交渉相手に—・められる」