こし‐つぎ【腰次/腰継】
裾が短く、後ろが張りの強い大口の袴(はかま)。小袴の裾をひざの下でくくる際の下袴として用いる。
こ‐し‐かた【来し方】
[連語]《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》 1 過ぎ去った時。過去。きしかた。「—は暗い苦悩(くるしみ)と悲痛(かなしみ)とに満たされていた」〈万太郎・末枯...
ごじゅう‐かた【五十肩】
50歳ごろに、肩の関節が痛んで腕の動きが悪くなってくること。医学的には四十肩とともに肩関節周囲炎(凍結肩)と総称される。五十腕。
こころ‐なが・し【心長し】
[形ク] 1 同じ気持ちを持続しているさま。気が長い。「猶(なほ)—・く物詣(ものまう)ではすべきなり」〈宇治拾遺・六〉 2 心の落ち着いているさま。安心しているさま。「御とりなしを言うてくるる...
こそで‐ぐるみ【小袖包み】
絹織物の上等な衣服にくるまっていること。ぜいたくな生活をしていること。おかいこぐるみ。「あの老婆(ばばあ)もこの頃は—でね」〈人・花筐・三〉
こすり‐つ・ける【擦り付ける】
[動カ下一][文]こすりつ・く[カ下二] 1 こすってくっつける。「クリームを顔に—・ける」 2 押しつけてこする。「マッチを—・けて火をつける」「犬がからだを—・けてくる」「額を畳に—・けて頼む」
こ‐すみ【小隅/小角】
かたすみ。すみっこ。「見世の—へはったと投げつくる」〈浄・生玉心中〉
こころ‐の‐あき【心の秋】
1 心に飽きがくること、人に飽きられることの「飽き」を「秋」に掛けていう。「しぐれつつもみづるよりも言の葉の—にあふぞわびしき」〈古今・恋五〉 2 寂しく哀れに感じること。「いつまでのはかなき人...
こころ‐づ・ける【心付ける】
[動カ下一][文]こころづ・く[カ下二] 1 気をつける。注意を与える。「御父様の湯呑は?、と夫が—・けると」〈紅葉・多情多恨〉 2 気を配って金品などを与える。「深切にも俥賃(くるまちん)まで...
こたえ【応え】
1 他からの作用・刺激に対する反応。ききめ。効果。「大衆に呼びかけても—がない」 2 響き。反響。「段々腹に—のない咳(せき)が出る」〈漱石・野分〉 「つれもなき人を恋ふとて山彦の—するまで嘆き...