口(くち)を毟(むし)・る
誘いをかけて必要とする言葉を引き出す。かまをかける。「子供に飴(あめ)をねぶらせて—・るや罠(わな)の鳥」〈浄・冥途の飛脚〉
口(くち)を結(むす)・ぶ
口をかたく閉じる。また、だまる。「真一文字に—・ぶ」
口(くち)を割(わ)・る
白状する。「犯人がついに—・った」
クチン【cutin】
植物の表面を保護するクチクラの主成分。不飽和脂肪酸の重合した有機物質。
クチン【Kuching】
マレーシア、ボルネオ島北西部、サラワク州の州都。同島の北西岸、南シナ海のダトゥ湾に注ぐサラワク川下流部に位置する。1841年、英国人ジェームズ=ブルックがブルネイのスルターンから藩王の称号を受け...
くっか‐せい【屈化性】
化学的成分の刺激に反応して起こる屈性。植物の根・花粉管や菌類の菌糸などが、ある濃度の糖類やたんぱく質に反応して、一定方向に曲がる性質をさす。向化性。化学屈性。
くっ‐き【崛起】
[名](スル) 1 山などが高くそびえ立っていること。「新山、本山を—し」〈志賀重昂・日本風景論〉 2 にわかに事が起こること。また、多数の中から頭角を現すこと。「彼の北部に—して大志を懐(いだ...
くっ‐きょう【究竟】
《「くきょう」の促音添加》 [名・形動] 1 きわめて力の強いこと。すぐれていること。また、そのさま。屈強。「跡に残ったのは—の若者ばかりである」〈鴎外・阿部一族〉 2 たいへん好都合であるこ...
くっ‐きょう【屈強/倔強】
[形動][文][ナリ]きわめて力が強く頑丈なさま。究竟(くっきょう)。「—な若者」
くっきょう‐いち【究竟一】
1 最もすぐれていること。「大のみ小のみ手斧鋸(のこぎり)遣り鉋(かんな)、—の手裏剣と」〈浄・出世景清〉 2 この上なく好都合なこと。「必定(ひつぢゃう)久吉この内に忍び居るこそ—」〈浄・太功記〉