くがつのそら【九月の空】
高橋三千綱の小説。剣道を通じ成長する高校生の姿を描く。昭和53年(1978)発表。同年、第79回芥川賞受賞。
く‐がね【黄金】
金(きん)。こがね。「銀(しろかね)も—も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも」〈万・八〇三〉
くがみ‐らくづめ【苦髪楽爪】
苦労しているときは髪が早く伸び、楽をしているときは爪が早く伸びるということ。→苦爪楽髪
く‐がら【句柄】
連歌や俳句などの句のできばえ・品格、また持ち味。「—がすばらしい」
く‐がん【句眼】
詩句の中で眼目となるところ。
くき【岫】
1 山の洞穴。「骨(かばね)、巌(いはほ)の—に積みたり」〈欽明紀〉 2 山の峰。「玉釧(たまくしろ)まき寝し妹(いも)を月も経ず置きてや越えむこの山の—」〈万・三一四八〉
くき【茎】
高等植物で、葉・根とともに植物を構成する基本器官。先端に生長点があり、内部に維管束をもつ。地下茎・蔓(つる)・とげなどになるものもある。性質により草本(そうほん)と木本(もくほん)とに分けられる。
くき【九鬼】
姓氏の一。 [補説]「九鬼」姓の人物九鬼周造(くきしゅうぞう)九鬼嘉隆(くきよしたか)
くき【久喜】
埼玉県北東部の市。東北本線と東武伊勢崎線とが交差する交通の要地。足利政氏の館跡の甘棠院(かんとういん)がある。平成22年(2010)に菖蒲町・栗橋町・鷲宮町と合併。人口15.4万(2010)。
くき【群来】
魚が産卵のために沿岸に大群で来ること。特に、ニシンについていう。→鰊群来(にしんくき)