エルメス【Thierry Hermès】
[1801〜1878]フランスの馬具職人。1837年、パリに馬具専門の工房を開き、フランス・ロシア貴族御用達の店として発展させた。子孫により受け継がれた工房は鞄・時計・衣料品など服飾事業に転換、...
えん‐ざ【円座/円坐】
[名](スル) 1 多くの人が輪の形に座ること。車座(くるまざ)。「—して話し合う」 2 藁(わら)・菅(すげ)・藺(い)などで、渦巻き形に、まるく編んだ敷物。わろうだ。わらざ。《季 夏》「君来...
え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...
えたり‐おう【得たりおう】
[連語]「得たりやおう」に同じ。「打たれてちっとひるむところに、太刀を捨てて、—とて組んだりけり」〈平家・五〉
笑壺(えつぼ)の会(かい)
その場に居合わせる人がみんな笑い興じること。「其の座にありける大名小名、興に入りて、—なりけり」〈盛衰記・三四〉
うら【占/卜】
事物に現れる現象や兆候によって神意を問い、事の成り行きや吉凶を予知すること。うらない。うらえ。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼きまさでにも告(の)らぬ君が名—に出にけり」〈万・三三七四〉
うめづ‐がわ【梅津川】
京都市右京区梅津近辺での桂川の称。[歌枕]「名のみして生(な)れるも見えず—井堰(ゐせき)の水ももればなりけり」〈拾遺・雑下〉
うち‐す・てる【打(ち)捨てる】
[動タ下一][文]うちす・つ[タ下二] 1 ㋐構わないでおく。ほったらかしにする。「この件は—・ててはおけない」 ㋑思いきって捨てる。「いとはしたなくて、蘆(あし)も—・てて逃げにけり」〈大和・...
うちとけ‐わざ【打ち解け業】
隔てのない振る舞い。「様(さま)異(こと)に、さならぬ—もし給ひけり」〈源・末摘花〉
うち‐はら・う【打(ち)払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 たたいたりふるったりして払いのける。「ほこりを—・う」「降りかかる火の粉を—・う」 2 攻撃して追い払う。「異国船を—・う」 3 攻めて滅ぼす。「攻め入りて、同九月三日、...