か‐や【蚊帳／蚊屋】
夏の夜、蚊や害虫を防ぐため、四隅をつって寝床を覆う道具。麻・木綿などで粗く織って作る。かちょう。《季 夏》「—つるや晦日(みそか)の宵の更けにけり／万太郎」
かやつり‐ぐさ【蚊帳吊草／莎草】
１ カヤツリグサ科の一年草。畑や荒れ地に生え、高さ約40センチ。茎は三角柱、葉は線形。夏、茎の先に葉状の長い苞(ほう)をもつ黄褐色の穂を出す。茎を裂くと四辺形となり、蚊帳をつったように見える。か...
かみ‐の‐たび【神の旅】
陰暦10月、諸国の神々が出雲大社に集まるための旅。《季 冬》「—酒匂(さかは)は橋と成りにけり／其角」
かみじ‐やま【神路山】
伊勢神宮内宮の南方の山。天照山(あまてるやま)。［歌枕］「—月さやかなるちかひありて天(あめ)の下をば照らすなりけり」〈新古今・神祇〉
かみ‐すぎ【神杉】
神域にある杉。神が降臨するという杉。かむすぎ。「あさみどり霞みにけりな石上(いそのかみ)ふる野に見えし三輪の—」〈続古今・春上〉
かん‐だい【寒鯛】
１ 冬にとれるタイ。マダイ・チダイ・キダイなど。やや深海におり、冬に最も美味とされる。《季 冬》「—の煮凍り箸に挟みけり／石鼎」 ２ コブダイの別名。 ３ イラの別名。
キー‐カーカー【Caye Caulker】
中央アメリカ、ベリーズの北東部にある島。ダイビングやシュノーケリングといったマリンスポーツが盛ん。
かど【角】
１ 物のはしのとがって突き出た部分。「柱の—」「机の—」 ２ 物の隅。「ページの—を折る」 ３ 道の曲がり目の所。「—の銀行」 ４ 人の性格・言動で、一癖あって、他人との付き合いが滑らかにいかな...
きら‐め・く【煌めく】
［動カ五（四）］ １ きらきら光り輝く。「—・く星座」「—・く才気」 ２ 華やかで人目をひく。「道の程、従者(とものもの)多く仕はれて、—・くも理なり」〈今昔・二六・一四〉 ３ 盛んにもてなす。...
きり‐ひとは【桐一葉】
《「淮南子(えなんじ)」説山訓から》桐の葉が落ちるのを見て秋を知ること。衰亡の兆しを感じることのたとえ。《季 秋》「—日当りながら落ちにけり／虚子」→一葉(いちよう)落ちて天下の秋を知る [補説...
