おり‐から【折柄】
1 ちょうどその時。折しも。副詞的にも用いる。「—の豪雨をついて出発」「—聞こえる祭り囃子(ばやし)」 2 (接続助詞的に用いる)…の時なので。…の時節だから。「天候不順の—」 3 その物事にふ...
おもほ・す【思ほす】
[動サ四]《動詞「おもふ」の未然形に尊敬の助動詞「す」の付いた「おもはす」の音変化》「思う」の尊敬語。お思いになる。「藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を—・すや君」〈万・三三〇〉
おり・いる【下り居る】
[動ワ上一] 1 下りたままでいる。下りてそこにいる。「住吉の浜を行くに、いとおもしろければ、(馬カラ)—・ゐつつ行く」〈伊勢・六八〉 2 下りて座る。下りてとどまる。「その沢のほとりの木の蔭に...
おもい‐かわ・す【思ひ交はす】
[動サ四]互いに心を通わす。「のうさんの君と言ひける人、浄蔵とはいとになう—・す仲なりけり」〈大和・六二〉
おの‐が‐よよ【己が世世】
夫婦または恋人が離別して、それぞれが別の生活をすること。「—になりにければ、疎くなりにけり」〈伊勢・二一〉
かい‐そう【回想】
[名](スル)かつて経験したことを思いめぐらすこと。過去のことをふりかえって思いおこすこと。「少年の日を—する」 [補説]「き」「けり」など、一般には過去の助動詞とされるものを回想の助動詞ともい...
おお‐じ【大路】
《古くは「おおち」》幅の広い道路。町中の大きな道。大通り。「都—」⇔小路(こうじ)。「あをによし奈良の—は行き良けどこの山道は行き悪(あ)しかりけり」〈万・三七二八〉
オージー‐ボール【Aussie ball】
オーストラリア独特の球技。1チーム18人ずつが、ラグビーの約3倍の大きさの楕円形のフィールドの両端に立てられた4本ずつのポールの間にボールをけり込み得点を競う。プロリーグもある。オーストラリアン...
おお‐うえ【大上】
貴人の母の敬称。おおきたのかた。「思ひよるまじきわざなりけりと、—は嘆き給ふ」〈源・竹河〉
おおみ‐け【大御食】
天皇の食べる食物。おおみあえ。「—に仕へ奉(まつ)るとをちこちにいざり釣りけり」〈万・四三六〇〉