らっ‐きょう【辣韮/薤/辣韭】
ヒガンバナ科の多年草。鱗葉(りんよう)で覆われた卵形の地下茎をもち、葉は線形で根際から出る。秋、高さ約40センチの花茎を伸ばし、紫色の小花を球状につける。中国の原産。鱗茎(りんけい)を漬物にし、...
よろこび‐なき【喜び泣き】
あまりの喜ばしさに泣くこと。うれし泣き。「さしつどひてみな—どもせられけり」〈平家・一一〉
らく‐しゅ【落首】
風刺・批判・あざけりの意を含めた匿名のざれ歌。詩歌の形式による落書(らくしょ)。
よそ‐か【四十日】
しじゅうにち。「ひく船のつなでの長き春の日を—五十日(いか)まで我は経にけり」〈土佐〉
よ‐が・る【良がる/善がる】
[動ラ五(四)] 1 よいと思う。満足する。また、得意になる。「質を八に置き、苦に渋(じゅう)を重ね、以て—・りたがるしれものもありけり」〈逍遥・当世書生気質〉 2 快感を声や表情にあらわす。「...
りょう‐ち【領知】
[名](スル)土地を領有して支配すること。「二国を—しけり」〈今昔・二・二六〉
ゆ‐ぶくろ【弓袋】
「ゆみぶくろ」に同じ。「まづ—の料にとて、白布(しろぬの)五十反送られけり」〈平家・一〉
ゆ・る【許る/聴る】
[動ラ上二] 1 許される。許可される。認められる。「皆世に—・りたる古き道の者どもなり」〈増鏡・おどろの下〉 2 罪などを免ぜられる。放免される。「大赦のありければ、法師も—・りにけり」〈宇治...
ゆ‐だち【弓立ち】
1 射手が弓を構えて立つこと。「あるべきやうに—して」〈宇治拾遺・一五〉 2 射場に出る用意をすること。「今日はみな—の射手の外までもすずの平題箭(いたつき)腰なれにけり」〈新撰六帖・五〉
ゆるぎ‐た・つ【揺るぎ立つ】
[動タ四]揺れながら立つ。また、よろめき立ち上がる。「あさましく恐ろしげにて、この山—・ちにけり」〈宇治拾遺・二〉