ももんじい
1 イノシシなどの獣類。また、その肉。ももんじ。 2 「ももんがあ2」に同じ。「ひるまでも、ゆうべのような—が出てきたり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 3 みにくいもののことで、人をののしったり、自...
やそ‐うじ【八十氏】
多くの氏族。「—の頂く雲のものなれば久しけれどもまづは頼もし」〈忠見集〉
やり‐の・ける【遣り退ける】
[動カ下一][文]やりの・く[カ下二] 1 巧みにやりとげる。やってのける。「もののみごとに—・ける」 2 車などを動かしてそこから退かせる。「基盛が車を門外に立てたりけるを、御随身—・けよと責...
矢(や)を矧(は)・ぐ
(「矧ぐ」が四段活用の場合)竹に羽をつけて矢を作る。「矢部(やはぎべ)をして—・がしむ」〈綏靖紀〉
(「矧ぐ」が下二段活用の場合)弓に矢をつがえる。「—・げて走らせけれども」〈宇治拾遺・三〉
我(わ)が心(こころ)石(いし)に匪(あら)ず転(てん)ず可(べ)からず
《「詩経」邶風・柏舟から》石は転がすことができるけれども、自分の心は動かすことはできないの意で、心が確固不動なことのたとえ。
和(わ)して流(りゅう)せず
《「礼記」中庸から》人と協調はするけれども、信念を失って流されることがない。
わたり‐しょう【渡り荘】
渡り領としての荘園。「紀伊国田中庄は、殿下の—なりけれども」〈盛衰記・四〉
わび‐な・す【詫びなす】
[動サ四]わびを言う。「さまざまに—・しけれども」〈雲萍雑志〉