はな‐ごろも【花衣】
1 桜襲(さくらがさね)の衣。表は白、裏は紫または二藍(ふたあい)のもの。 2 花見に着る晴れ着。花見の衣装。《季 春》 3 華やかな衣。「いろめく—、げにおもしろき有様なり」〈仮・恨の介・上〉
しょうそこ‐ぶみ【消息文】
「しょうそくぶん(消息文)」に同じ。「いと清げに、—にも、仮字(かんな)といふ物を書きまぜず」〈源・帚木〉
たくわ・う【蓄ふ/貯ふ】
[動ハ四]「蓄える」に同じ。「みくしげに—・ひ置きて」〈万・四二二〇〉
[動ハ下二]「たくわえる」の文語形。
たい‐もう【体毛】
人間や動物などの体に生えている毛。 [補説]ふつう、人間の頭髪、眉毛、腋毛(わきげ)、陰毛、ひげには用いない。
たおれ‐ふ・す【倒れ伏す/倒れ臥す】
[動サ五(四)]倒れて横たわる。また、倒れて泣く。「長いすに—・す」「げに面影の花松かとて、抱きあひて—・す」〈謡・丹後物狂〉
だい‐はんにゃ【大般若】
「大般若経」の略。
狂言。和泉(いずみ)流。信者の家で、神楽をあげにきた神子(みこ)と祈祷(きとう)をしにきた僧が鉢合わせをし、僧の経は神楽の調子に引き込まれてしまう。
「大般若経会」の略。
たこ‐いと【凧糸】
凧揚げに用いる、よりの強い太い木綿糸。
そそろ‐か
[形動ナリ]背が高いさま。「いと白うをかしげにつぶつぶと肥えて—なる人の」〈源・空蝉〉
そっくり‐かえ・る【反っくり返る】
[動ラ五(四)]《「そりくりかえる」の音変化》 1 うしろや反対側にそり曲がる。そりかえる。「板が乾燥して—・る」 2 いばってからだをそらせる。また、いばりくさった態度をとる。「自信ありげに—・る」
それ‐も【其れも】
[連語] 1 前に述べた事柄についての補足の説明を加える。「彼は学位を取ったんだよ。—二十歳でだよ」 2 前の事柄と後の事柄が逆接の関係にあることを示す。それでも。そうであっても。「おぼろげにて...