はな‐ばな【花花/華華】
[副]美しくはなやかであるさま。はでやかに。「眉いと黒く、—とあざやかに、涼しげに見えたり」〈堤・虫めづる姫君〉
はふり‐こ【祝子】
「祝(はふり)」に同じ。「—が木綿(ゆふ)うちまがひ置く霜はげにいちじるき神のしるしか」〈源・若菜下〉
はま‐えんどう【浜豌豆】
マメ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ30〜60センチ。葉は羽状複葉で白色を帯び、先は巻きひげになる。5月ごろ、赤紫色の蝶形の花が咲き、豆果ができる。《季 夏》「はらはらと—に雨来る/虚子」
は‐む・く【歯向く/刃向く】
[動カ四]「歯向かう」に同じ。「切ってかかればこらへずして、—・いたる兵は四方へばっとぞ逃げにける」〈浄・出世景清〉
はやり‐か【逸りか】
[形動ナリ] 1 調子が早く軽快なさま。「—にかき鳴らしたるを、中納言、堪へずをかしうや思さるらむ」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉 2 軽はずみで落ち着きのないさま。おっちょこちょい。「品々しからず...
はゆ・し【映ゆし】
[形ク]照り輝くようである。まばゆい。また、きまり悪い。おもはゆい。「むげに知らせ給はざらむ御仲よりも—・く恥づかしうおぼしめさるべし」〈栄花・浅緑〉
はら‐め・く
[動カ四] 1 はらはらと音を立てる。「雨の脚、当たる所とほりぬべく—・き落つ」〈源・須磨〉 2 ばらばらになる。ぼろぼろになる。「紙衣(かみぎぬ)なんどの、…ゆゆしげに破れ—・きたるを」〈発心集〉
ハンマー【hammer】
1 槌(つち)。大型の金槌(かなづち)。 2 形や機能が1に似たもの。ピアノなどの鍵盤(けんばん)楽器の弦をたたく小槌や、銃の撃鉄など。 3 ハンマー投げに用いる、金属球のついた投擲(とうてき)...
ば‐こそ
[連語]《接続助詞「ば」+係助詞「こそ」》 1 活用語の仮定形(文語では已然形)に付く。あとの説明を成立させるのに十分な理由を、前に提示する意を表す。「親子なれ—情愛も深いのだ」「これをいみじと...
バルカン【Vulcan】
1 ローマ神話の火と鍛冶(かじ)の神ウルカヌスの英語名。 2 米国ユナイテッドローンチアライアンス社が製造する二段式大型ロケット。第一段ロケットには液体メタンを、第二段ロケットには液体水素を燃料...