こう‐らい【光来/高来】
他人を敬って、その来訪をいう語。おいで。光臨。「御—を仰ぐ」
こう‐らい【後来】
1 こののち。行く末。将来。「手を取って—を語ることも出来ず」〈左千夫・野菊の墓〉 2 遅れて来ること。また、その人。「呼び入れて、—とて酒すすめて」〈沙石集・九〉
こうらい【高麗】
朝鮮の王朝の一。936年、王建が朝鮮半島全土を統一して建国。都は開城。仏教文化が栄えたが、13世紀には元に服属。1392年、李成桂(りせいけい)に滅ぼされた。こま。 高句麗(こうくり)、...
こうらい‐うぐいす【高麗鶯】
スズメ目コウライウグイス科の鳥。全長26センチくらい。全体に黄色で、尾や翼の先、目から後頭部にかけて黒い。中国・朝鮮半島・東シベリアに分布。日本では迷鳥。鳴き声がよい。ウグイスとは別種。黄鶯(こ...
こうらい‐がき【高麗垣】
袖垣(そでがき)の一。竹や葭(よし)などをあらい菱格子(ひしごうし)に組んだもので、多く手水鉢(ちょうずばち)の後ろに設ける。
こうらい‐がらす【高麗烏】
カササギの別名。《季 秋》
こうらい‐きじ【高麗雉】
キジ目キジ科の鳥。全長約80センチ。全体に褐色で、くびに白い輪がある。朝鮮半島の原産で、日本では北海道と対馬(つしま)に生息。
こうらい‐し【高麗史】
史書。139巻。高麗朝の歴史を紀伝体で記したもので、李朝世宗の勅命により鄭麟趾(ていりんし)らが撰。1451年成立。世家(本紀)46巻・志39巻・列伝50巻・年表2巻・目録2巻から成る。
こうらい‐しば【高麗芝】
イネ科の多年草。シバに似る。本州以南から中国・東南アジアにかけて産し、芝生用。いとしば。
こうらい‐じょく【高麗卓】
茶の湯で用いる棚物の一。書院の床の中央に置き、香炉・香合・花瓶などを置いて飾る。高麗台子(だいす)を半分にしたもので、高さ1尺5寸(約45.5センチ)、棚は1尺2寸(約36.4センチ)四方。