こうや‐こけしのぶ【高野苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。樹幹や岩上に生える。葉は多数に分かれ、各裂片に1本の葉脈をもつ。名は、発見された高野山にちなむ。
こ‐け【苔/蘚/蘿】
《「木(こ)毛(け)」の意という》蘚(せん)類・苔(たい)類などのコケ植物や、地衣類・シダ類、種子植物のごく小形のものなどの総称。湿地や岩石・樹木などに生え、葉状または丈の低い草状をしている。
こけ【鱗】
「こけら(鱗)」に同じ。
こけ‐おどかし【虚仮威かし】
[名・形動]「虚仮威(こけおど)し」に同じ。「仕掛けばかり大きい—な奇術」
こけ‐ごろも【苔衣】
「苔(こけ)の衣(ころも)」に同じ。
こけ‐ざる【こけ猿】
猿をののしっていう語。老いぼれた猿、うす汚れた猿、やせこけた猿などの意。「美しい黒髪をこのやうに剃り下げて、手足は山の—ぢゃ」〈浄・丹波与作〉
こ‐けし【小芥子】
東北地方の郷土玩具。また、その様式をまねたもの。ろくろびきの木製人形で、丸い頭と円筒形の胴からなり、手足はなく、簡単な彩色で主に女児の姿をかたどる。土地によって胴の形や描彩、顔の面相などに特色が...
こけ‐しのぶ【苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。深山の湿った岩石や樹幹に着生。茎は糸状。葉は羽状に細かく裂ける。コケシノブ科には、コウヤコケシノブ・ホソバコケシノブなども含まれる。
こけ‐の‐いおり【苔の庵】
苔の生えた古いいおり。転じて、僧・隠者などの住む粗末な住まい。こけのいお。「まれに来て聞くだに悲し山がつの—の庭の松風」〈金槐集・下〉
こけ‐の‐ころも【苔の衣】
1 地を覆う苔を衣にたとえていう語。こけごろも。「白露の朝(あした)夕べにおく山の—は風もさはらず」〈新古今・雑中〉 2 僧・隠者などの着る粗末な衣服。こけごろも。こけのたもと。こけのきぬ。「男...