それ‐ばかり【其れ許り】
1 そこに示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうときに用いる。そんな程度。「—の金では足りない」 2 そのことだけ。そのことばかり。「さっきから—言っている」
たいだい・し
[形シク]あるまじきことだ。もってのほかだ。「かく世の中の事をも思ほし捨てたるやうになりゆくは、いと—・しきわざなり」〈源・桐壺〉 [補説]「たぎたぎし」の音変化といわれるが未詳。
ちゃうす‐げい【茶臼芸】
1 《茶臼は茶をひくことだけに用いるところから》一つの芸だけにすぐれていること。また、一つだけ得意とする芸。石臼芸に対していう。「—を鼻にかけたがる」〈滑・浮世風呂・前〉 2 《1の誤解から》「...
たり◦けり
[連語]《完了の助動詞「たり」の連用形+過去の助動詞「けり」》…ていた。…てしまったことだ。「飼ひける犬の、暗けれど主を知りて飛びつき—◦けるとぞ」〈徒然・八九〉
ちゅう‐どく【中毒】
[名](スル) 1 生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。経過から慢性と急性とに分けられる。どくあたり。「食い合わせで—する」「ガス—」 2 置かれた状況...
つみ‐つくり【罪作り】
[名・形動] 1 力の弱い者や純真な者をあざむくような行為をすること。また、そのさま。「老人から金を奪うとは—なことだ」 2 仏道にそむき罪になるような行為をすること。また、その人や、そのさま。
つかね‐お【束ね緒】
たばねるために用いるひも。結びひも。「あはれてふことだになくは何をかは恋の乱れの—にせむ」〈古今・恋一〉
あな‐にく【あな憎】
[連語]《感動詞「あな」+形容詞「にく(憎)し」の語幹》ああ憎い。こ憎らしいことだ。「—、ことごとしや」〈源・蓬生〉