いと‐も
[副]《副詞「いと」+係助詞「も」から》 1 程度のはなはだしいさま。非常に。きわめて。「—たやすいことだ」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)あまり。それほど。「—知らぬ道の物語したる、か...
あまり‐あ・る【余り有る】
[連語] 1 さらに十分な余裕がある。十分である。「功績が過失を償って—・る」 2 どんなに…してもまだ十分でない。「彼の死は惜しんでも—・ることだ」
あり・うる【有り得る】
[動ア下二][文]あり・う[ア下二] 1 起こる可能性がある。当然考えられる。「すでに手遅れということも—・うる」「事故の発生は—・うることだ」 2 世の中にあることができる。生きていくことがで...
あら‐なくに
[連語]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》 1 ないことだなあ。ないことよ。「乎布(をふ)の崎漕ぎたもとほりひねもすに見とも飽くべき浦に—」〈万・四〇三七〉 2...
あん◦なり
[連語]《動詞「あり」の連体形に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「あるなり」の音変化》あるようだ。あるということだ。あなり。「世の中に物語といふものの—◦なるを」〈更級〉
いい‐くら・す【言(い)暮(ら)す】
[動サ五(四)]そのことだけを言って日を過ごす。「暑い暑いと—・しているうちに」「昔のことばかり—・す」
異(い)とするに足(た)り◦ない
ことさら不思議に思ったり、驚いたりすることではない。「実力からすれば、決勝進出は何も—◦ないことだ」
いっ‐ぽん【一本】
1 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「—の便りもない」→本(ほん) 2 ㋐一冊または一部の書物。 ㋑ある書物。異本。別の本。「—に曰(いわ)く」 3 柔道・剣道などで、完全に技...
いわず‐と‐しれた【言わずと知れた】
[連語]言わなくてもわかっている。わかりきった。「健康が第一なのは—ことだ」
かね‐て【予て/兼ねて】
[副]《の一語化》 1 以前から。前から。前もって。かねがね。名詞的にも用いる。「—聞いていたとおり」「—(から)の望み」「—より予期していたことだ」 2 以前に。前に。かつて。「—敬之進と...