こ‐な【子な】
「子ら」の上代東国方言。男性が恋人や妻を親しみを込めて呼ぶ語。「うべ—は我(わぬ)に恋ふなも立(た)と月(つく)のぬがなへ行けば恋(こふ)しかるなも」〈万・三四七六〉
こな【粉】
1 砕けて細かくなったもの。粉末。「木炭の—」 2 米や麦、ソバなどをひいて細かくしたもの。特に、小麦粉。「—をまぶす」
こ‐な【小名】
村内や町内を小分けした名。小字(こあざ)。⇔大名(おおな)。
コナ【Kona】
米国ハワイ州、ハワイ島西部の地域名。中心地はカイルアコナ。フアラライ山の中腹はコーヒーの生産が盛ん。ケアウホウをはじめとする保養地やコナ国際空港がある。
こ‐な【此な】
[連体]《「ここな」の音変化》ここにいる。ここの。この。人を表す体言の上につけて、相手を軽視したり、親しさを表したりする。「—強力(がうりき)め、何とて通り居らぬぞ」〈伎・勧進帳〉
こない
[形動](関西地方で)このようであるさま。こんな。語幹を副詞的に用いることもある。「—なものは見たこともない」「—言わはる」
こないだ【此間】
《「このあいだ」の音変化》 1 先日。先ごろ。副詞的にも用いる。「—はお世話になりました」「—会ったばかり」 2 近ごろ。最近。「—は薩張(さっぱり)お見限りですネ」〈二葉亭・浮雲〉
こないだ‐じゅう【此間中】
先ごろのいく日かの間。こないだうち。「—探していた本」
こな‐おしろい【粉白粉】
粉末状のおしろい。
こな‐おとし【粉落(と)し】
主に九州北部のラーメン店で、麺のゆで加減を表す語。ゆで時間が短く、打ち粉を落とすために湯通しするだけで、麺は極めて硬い。 [補説]多く硬い順に、粉落とし、針金、ばり硬、硬めなどと呼ぶ。