こいまき‐なしじ【濃い蒔梨子地】
金銀粉を濃くまいた梨子地。
こ‐いまり【古伊万里】
初期の伊万里焼。寛永(1624〜1644)中ごろから元禄(1688〜1704)前後にかけてのもの。
こい‐むこ【乞ひ婿】
婿に来てほしいと望むこと。また、特に望んで迎えた婿。「人のほめ草なびき、歴々の—にも願ひしに」〈浮・永代蔵・四〉
こい‐むすび【恋結び】
恋人とのつながりが絶えてしまわないように、神に祈ってひもなどを結ぶまじない。「白栲(しろたへ)のわが紐の緒の絶えぬ間に—せむ逢はむ日までに」〈万・二八五四〉
こいむすめむかしはちじょう【恋娘昔八丈】
浄瑠璃。世話物。五段。松貫四・吉田角丸合作。安永4年(1775)江戸外記座初演。材木商白子屋の娘お熊が婿を殺害した罪で鈴ヶ森で処刑された事件を、お家騒動にからめて城木屋の娘お駒と髪結い才三郎と...
こい‐め【濃いめ】
[名・形動]普通よりも少し濃くすること。「—の化粧」「—に味つけをする」
こい‐め【乞ひ目】
双六(すごろく)などで、出てほしいと願う賽(さい)の目。「双六の盤をこしらへ、二六、五三(ぐさん)と—をうつ内にも」〈浮・一代男・四〉
こ‐いも【小芋/子芋】
サトイモの親芋のまわりについてできる小さい芋。芋の子。《季 秋》「三日月の頃より肥ゆる—哉/子規」
こい‐も・う【恋ひ思ふ】
[動ハ四]恋しく思う。恋い慕う。「玉葛(たまかづら)花のみ咲きて成らざるは誰が恋ならめ我(あ)は—・ふを」〈万・一〇二〉
こい‐やま【鯉山】
京都の祇園祭(ぎおんまつり)に出る、鯉の滝のぼりのさまを飾りつけた山鉾(やまぼこ)。