こ‐ねり【木練り】
「木練り柿」の略。《季 秋》「是は彼方(をちかた)でも—と申して、一(いち)うまい柿でござる」〈虎寛狂・合柿〉
ごあ・る
[動ラ四]《「ござる」の音変化》 1 「ある」の意の丁寧語。ございます。「生まれてこのかた、湯風呂を仕まつったことも—・らぬ」〈虎明狂・粟田口〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。「...
ござい【御座い】
1 ㋐《「ございます」の略》「ある」の意の丁寧語。多く口上などで用いられた。「田舎者で—、冷え物で—」〈滑・浮世風呂・前〉 ㋑《「ございますか」の略》「あるか」の意の丁寧語。「菜漬け、奈良漬け、...
こと‐ば【言葉/詞/辞】
1 人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。「友人の—を信じる」 2 音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。言語。「日本の—をローマ字で書く」 3 文...
こま‐どり【小間取り/駒取り】
1 勝負事で、人を左右二組みに分けるとき、一・三・五の人を左に、二・四・六の人を右にと、互い違いに分けること。「殿の君たちを五所づつ—にとりて」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 「子を捕ろ子捕ろ」に...
けい‐り【経理】
[名](スル) 1 会計・給与に関する事務。また、それを処理すること。「—に明るい」 2 治めととのえること。「天下を—することなど一向に相談もならぬ物になったでござる」〈西周・百一新論〉
さん‐よう【算用】
[名](スル)《連声(れんじょう)で「さんにょう」とも》 1 金銭の額や物の数量を計算すること。勘定。計算。「—合って銭(ぜに)足らず」 2 金銭を支払うこと。清算すること。勘定。 3 考えてよ...
さしつけ‐て【差し付けて】
[副]直接に。あからさまに。「—成程さうした覚えがござると、どう申すものでござらう」〈浮・禁短気・四〉
さもし・い
[形][文]さも・し[シク] 1 品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。「—・い行為」「—・い根性」 2 見苦しい。みすぼらしい。「めでたい市の始めに、何とあの様な—・い牛が一の杭につながる...
こんにっ‐た【今日た】
[連語]《名詞「こんにち(今日)」に係助詞「は」の付いた「こんにちは」の連声(れんじょう)》きょうは。謡曲・狂言・芝居などで多くみられる形。「定めて—修行に出られぬ事はござるまい程に」〈虎寛狂・...