ご‐じん【五塵】
仏語。煩悩(ぼんのう)を起こさせて人の心をちりのように汚すもの。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)の五境のこと。
ご‐じん【後陣】
本隊の後方に備えた陣。あとぞなえ。こうじん。「前陣の大衆且(しばら)く法勝寺に着いて—の勢を待ちける処へ」〈太平記・八〉
ご‐じん【御仁】
人を敬っていう語。おかた。現在では、ひやかしの気持ちを含んで用いることもある。「尊敬すべき—」「これは珍しい—が現れたな」
ご‐じん【吾人】
[代] 1 一人称の人代名詞。わたくし。「諸君、請う—をして…蟻(あり)の社会を観察するところあらしめよ」〈河上肇・貧乏物語〉 2 一人称複数の人代名詞。われわれ。「世間若し愛情なくんば恐らくは...
ご‐じんか【御神火】
《「ごしんか」とも》火山を神聖なものと扱って、その噴火・噴煙をいう語。特に、伊豆大島の三原山のものをさしていう。
ご‐じんたい【御仁体】
身分の高い人、徳の備わった人を敬っていう語。ごじんてい。「さばかり—と見えたが、その古歌を御存じないか」〈虎清狂・禁野〉
ご‐しんとう【御神灯】
《「ごじんとう」とも》 1 神前に供えるあかり。みあかし。 2 芸人の家や芸者屋などで、縁起をかついで戸口につるした提灯(ちょうちん)。