げんじょう【玄上/玄象】
《「げんしょう」とも》平安時代の皇室御物の琵琶の名器。藤原貞敏(さだとし)が唐から持ち帰ったもので、比類のない宝器として尊重され、逸話に富む。 [補説]曲名別項。→絃上
けつだん‐しょ【決断所】
⇒雑訴決断所(ざっそけつだんしょ)
げん【元】
中国の王朝の一。モンゴル帝国第5代の皇帝フビライが1271年に建国。首都は大都(北京)。のち南宋を滅ぼして中国を統一。高麗(こうらい)・安南・タイ・ビルマなどをも従えて、大帝国を築いたが、136...
けん【腱】
[音]ケン(漢) 筋肉を骨に結びつけている組織。すじ。「腱鞘炎(けんしょうえん)」
けんじゅ‐じごく【剣樹地獄】
⇒剣林処(けんりんしょ)
けそう‐ぶみ【懸想文】
1 懸想の気持ちをつづった手紙。恋文。艶書(えんしょ)。 2 江戸時代、正月に、京都などで懸想文売りが売り歩いたお札。恋文に似せて縁起を祝う文が書いてある。これを買うと良縁が得られるとされた。
けん‐じょう【勧賞】
《「けんしょう」「かんじょう」「けじょう」とも》功労を賞して官位や物品・土地などを授けること。「後陣の勢の続かざらんに、先駆けたらん者は、—あるまじき由」〈平家・九〉
けん‐じょ【見所】
《「けんしょ」とも》 1 見物席。観客席。また、見物人。主に能楽でいう。 2 芸の上で悟りえたところ。芸のみどころ。「目利きの見出だす—にあるべし」〈花鏡〉 3 見地。立場。「親句、疎句の—をは...
けち
[名・形動] 1 (「吝嗇」とも書く)むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇(りんしょく)。「何事につけても—な男だ」 2 粗末なこと。価値がないこと。また、そのさま。貧弱...
け‐そう【顕証】
[名・形動ナリ]《「そう」は「しょう」の直音表記》「けんしょう(顕証)」に同じ。「あなたはいと—なれば、この奥にやをらすべりとどまりてゐたり」〈紫式部日記〉