ごく‐の‐おび【玉の帯】
束帯のとき、袍(ほう)を腰のあたりで束ねるために用いる革製の帯。銙(か)とよぶ玉の飾りが縫いつけてある。上達部(かんだちめ)以上の者がつけた。ごくたい。
ごく‐の‐もの【曲の物】
雅楽で、器楽曲のこと。曲(ごく)。「—など上手にいとよく弾き給ふ」〈源・竹河〉
ごく‐ひ【極秘】
絶対に秘密であること。外部には絶対に漏らしてならないこと。「—の文書」
ごく‐ひん【極品】
きわめて上等な品物。極上品。「—の顕微鏡にて英の一インチを三十万分の一までは見ることを得」〈西周・百学連環〉
ごく‐ひん【極貧】
[名・形動]きわめて貧乏であること。また、そのさま。赤貧。「—にあえぐ」「—な暮らしぶり」
ごく‐び【極微】
[名・形動] 1 非常に小さいこと。また、そのさま。きょくび。 2 その道のきわめて微妙な点。また、その道の奥義。
ごくびしょう‐じしん【極微小地震】
マグニチュード1未満の地震。人間には感じられない。→マグニチュード
ごく‐ぶと【極太】
1 きわめて太いこと。また、そのもの。「—のペン先」 2 毛糸で、原糸6本撚(よ)りの最も太いもの。極太毛糸。
ごく‐ぼそ【極細】
1 きわめて細いこと。また、そのもの。「—のペン先」 2 毛糸で、原糸2本撚(よ)りの最も細いもの。極細毛糸。
ごく‐み【極微】
《(梵)paramāṇuの訳》仏語。物質を最も微細なところまで分割した最小の実体。