エヌマイナスさんけい‐しぼうさん【n-3系脂肪酸】
《「n-3脂肪酸」とも》多価不飽和脂肪酸のうち、メチル基側の末端から3番目の炭素に二重結合があるもの。α-リノレン酸(ALA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)など。...
えん‐えん【奄奄】
[ト・タル][文][形動タリ]息も絶え絶えであるさま。生気のないさま。「気息—」「吐(つ)く気息(いき)さえも—として」〈井上勤訳・狐の裁判〉
いり‐しお【入(り)潮/入り汐】
1 引き潮。干潮。「霜枯れの横野の堤風さえて—遠く千鳥鳴くなり」〈続古今・冬〉 2 満ち潮。差し潮。満潮。「浦荒れて風よりのぼる—におろさぬ舟ぞ波に浮きぬる」〈玉葉集・雑二〉
おさえ‐ぎ【押(さ)え木】
物を押さえておく木。
おさえ‐どころ【押(さ)え所】
1 物を押さえるのに適当な箇所。 2 研究や議論にとって大切な箇所として心得ておくべきところ。要点。
おさえ‐じ【押(さ)え字/抑え字】
連歌や俳諧で、句中に上下呼応する言葉があるとき、その上の言葉をいう。「や・か・いつ・何・誰」など。「藤ばかま誰窮屈(きゅうくつ)にめでつらん」の句で、「誰」が句末の「らん」の押さえ字となっている...
おし‐さ・げる【押(し)下げる】
[動ガ下一][文]おしさ・ぐ[ガ下二] 1 押して下の方へさげる。「揚げ戸を—・げる」 2 心を落ち着かせる。気持ちをおさえてしずめる。「日頃の強き死顔見て…膝節(ひざぶし)がたがた、がたつく胸...
おお‐るり【大瑠璃】
ヒタキ科オオルリ属の鳥。全長17センチくらい。雄は背面が瑠璃色でのどから胸が黒色。雌は全体に褐色。日本へは夏鳥として渡来、渓流近くで繁殖し、冬季は東南アジアへ渡る。高い木の上で朗らかにさえずる。...
おし‐とど・める【押し止める】
[動マ下一][文]おしとど・む[マ下二]ある行動に出ようとするのを、押さえてやめさせる。制止する。「転職しようとする娘を—・める」
おし‐で【押(し)手】
《「おして」とも》 1 我(が)が強いこと。我を通すこと。「噺(はなし)をさせると—がきいていましたが」〈万太郎・末枯〉 2 箏(そう)の奏法の一。左手で弦を押さえて張力を高め、音に変化を与える...