さき‐く【幸く】
[副]《名詞「幸(さき)」に副詞をつくる接尾語「く」がついたもの》無事に。つつがなく。「心は君を—来ませと」〈万・二〇六九〉
さき‐くぐり【先潜り】
[名・形動](スル) 1 先回りしてこっそりと物事を行うこと。「—して矢張り東京で、何処ぞに匿(かく)したものに相違ないと」〈二葉亭・其面影〉 2 人の言動の先を悪いように推量して、かってにこう...
さき‐くさ【三枝】
1 茎が三つに分かれている植物。ミツマタ・ジンチョウゲ・ヤマユリ・ミツバゼリ・フクジュソウ、その他諸説がある。 2 ヒノキの別名。 3 オケラ(朮)の別名。
さきくさ‐の【三枝の】
[枕]枝が三つに分かれているところから「三つ」に、また、3本のまん中という意で「なか」にかかる。「—中にを寝むと」〈万・九〇四〉 「—三つば四つばの中に殿づくりせりや」〈催馬楽・この殿は〉