さい‐もん【祭文】
1 祭りの際に、神にささげる祝詞(のりと)。中世以降、山伏修験者によって芸能化され、近世には、門付け芸に移っていった。さいぶん。 2 歌祭文(うたざいもん)のこと。 3 「祭文語り」の略。→歌祭...
さげすみ【蔑み/貶み】
さげすむこと。軽蔑。「—の目で見る」
さいし‐りょう【祭粢料】
神にささげる供物料として、死者の出た家に皇室から贈られた金銭。
さげ‐じゅうばこ【提げ重箱】
手に提げて持ち歩けるように作られた組み重箱。さげじゅう。
さげ‐すみ【下げ墨】
《「さげずみ」とも》 1 大工が、柱などの傾きを、おもりのついた墨縄を用いて測ること。垂準。 2 おしはかること。思量。「信玄公御—少しもちがはず候ふと感じ奉る」〈甲陽軍鑑・一〇〉
こわ‐めし【強飯】
糯米(もちごめ)を蒸した飯。ふつう、小豆やササゲを入れて赤飯にする。おこわ。→こわいい(強飯)
さ・げる【下げる】
[動ガ下一][文]さ・ぐ[ガ下二] 1 ㋐物の一端を固定して下に垂らす。つるす。ぶらさげる。「風鈴を—・げる」「カーテンを—・げる」 ㋑(「提げる」とも書く)物を手・肩・腰などで支えて下に垂らす...
ささ‐え【小筒/竹筒】
1 酒を入れる携帯用の竹筒。「花の下へ遊山におじゃるほどに、—を先へ急いで持てけ」〈虎清狂・猿座頭〉 2 「提(さ)げ重箱」に同じ。「持たせしやり手の杉折や、かぶろが袖にさげ重の、—しつらひ」〈...
さげ‐もの【提げ物】
印籠(いんろう)・巾着(きんちゃく)など、腰に提げて持ち歩くものの総称。こしさげ。
さげ‐そ【下げ苧】
漆喰(しっくい)を塗る際、下地の木摺(きず)りに釘を打ってそれに結び下げる麻糸。漆喰の剝落を防ぐ。さげお。