さし‐ぐし【挿し櫛】
女性が髪の飾りとして挿す櫛。象牙・べっこうなどで作るのは江戸時代以後。
さし‐ぐすり【差(し)薬】
目にさす薬。点眼薬。
さし‐ぐすり【挿(し)薬】
座薬。挿入剤。
さし‐ぐち【差(し)口/指(し)口】
《「さしくち」とも》 1 材木の横面にほった、枘(ほぞ)を差し込むための穴。枘穴。 2 密告。告げ口。「いかが—やありけん」〈当世武野俗談〉 3 入り口。出入り口。「ここは東海道の—にて」〈浮・...
さし‐ぐみ
《動詞「さしぐむ(差し含む)」から。多く「に」を伴って副詞的に用いる》不意であること。突然に現れること。だしぬけ。「—に古物語にかかづらひて夜を明かし果てむも」〈源・橋姫〉
さし‐ぐ・む【差し含む】
[動マ五(四)]《「ぐむ」は接尾語》涙がわいてくる。涙ぐむ。「—・む涙を拭う」〈紅葉・多情多恨〉
さし‐ぐれ【差し榑】
屋根のふき板である榑(くれ)をさしかえること。