さんとう【山塔】
斯波四郎の短編小説。昭和34年(1959)発表。同年、第41回芥川賞受賞。
さんとう‐あんじゃ【参頭行者】
禅寺で、行者たちの頭となる古参・高齢の僧。
さんとうかんぷ‐もんだい【山東還付問題】
1915年(大正4)の対華二十一箇条要求の中の山東省におけるドイツ権益継承をめぐって起きた日本・中国間の紛争。1922年のワシントン会議で、旧ドイツ権益のほとんどが中国に回収されて解決した。
さんとう‐さい【山東菜】
アブラナ科の越年草。ハクサイに似るがやや大形で、緩く結球する。葉を煮物や漬物にする。中国山東省の原産で、日本に明治初年に渡来。山東白菜。さんとうな。
さんとう‐しゃ【三等車】
旧日本国有鉄道で、客車に三等級があったころの、最下級の車両。
さんとう‐しゅっぺい【山東出兵】
昭和2〜3年(1927〜1928)三次にわたって、田中義一内閣が在留邦人保護の名目で中国山東省に出兵した事件。国民革命軍の北伐阻止を真の目的とし、第二次出兵のさいには済南事件を引き起こして中国の...
さんとう‐しょう【山東省】
⇒山東
さん‐とうしん【三等親】
⇒三親等
さんとう‐じゅうやく【三等重役】
名目だけで、実質的には一般社員と変わりのない重役。サラリーマン重役。 [補説]源氏鶏太の小説の題名から広まった語。→三等重役(書名)
さんとうじゅうやく【三等重役】
源氏鶏太の長編小説。昭和26年(1951)から昭和27年(1952)にかけて「サンデー毎日」誌に連載。「三等重役」は流行語となった。昭和27年(1952)春原政久監督により映画化。