ざん‐さつ【斬殺】
[名](スル)人をきり殺すこと。「一刀のもとに—する」
ざん‐ざい【斬罪】
首をきる刑罰。うちくび。
さんざ‐め・く
[動カ五(四)]《「さざめく」の音変化。「ざんざめく」とも》ひどく浮き浮きと騒ぎ立てる。にぎやかに騒ぐ。「弦歌—・く巷(ちまた)」
ざんざら‐がさ【ざんざら笠】
編み上げた菅(すげ)の末端を切りそろえずに笠の頂部に出す菅笠。江戸時代、宿駅の馬子や駕籠(かご)かきなどが用いた。また、頂部に造花を挿して祭礼にもかぶった。
ざん‐ざん
[副]雨が激しい勢いで降るさま。「朝から—降り続く」
ざんざん‐じょうすい【残山剰水】
1 戦乱のあとに残された山水。 2 山水画の一様式。自然の一角を小さく描き、画面に大きな余白を残して詩的情趣を表すもの。南宋の馬遠一派に始まる。馬一角(ばいっかく)。
ざん‐し【残滓】
《慣用読みで「ざんさい」とも》残りかす。「封建思想の—」
ざん‐し【惨死】
[名](スル)むごたらしく死ぬこと。さんし。
ざん‐し【慙死/慚死】
[名](スル)恥じて死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じること。「僕が平生(ふだん)の耳でいたら—するほどの大言壮語を」〈蘆花・思出の記〉
ざん‐しつ【残疾】
律令制で規定された身体障害・疾病者。廃疾・篤疾より程度の軽い病気や故障のある者。一目盲・両耳聾など。正丁の年齢でも老丁と同じに扱われた。