しお‐がい【潮貝】
海にすむ貝類。「伊勢の海の浦の—拾ひあつめ」〈古今・雑体〉
しお‐がい【潮間】
《「潮が間(あい)」の音変化か》潮が引いてから満ちてくるまでの間。しおま。「伊勢の海の清き渚に—になのりそや摘まむ貝や拾はむや玉や拾はむや」〈催馬楽・伊勢の海〉
しお‐がかり【潮懸(か)り】
船を停泊させて潮時を待つこと。天候による停船にもいう。
塩(しお)が浸(し)・む
世間の苦労が身にしみる。世渡りの苦労を経験する。「今では—・みたか、それはそれはおとなしくなって」〈滑・浮世風呂・二〉
しお‐がしら【潮頭】
沖から満ちてくる潮の波がしら。潮先。
潮(しお)が引(ひ)・く
1 引き潮になる。干潮になる。 2 それまで盛んだった勢いが衰える。「ブームが去り、観光客も—・くようにいなくなった」
しお‐がま【塩竈/塩釜】
1 海水を煮て塩を作るかまど。また、その釜。 2 みじん粉に砂糖・塩などを加え、塩漬けにしたシソの葉の粉末を散らし、押し枠に入れて固めた干菓子。宮城県塩竈市付近で作りはじめた。 3 ゴマノハグサ...
しおがま【塩竈】
宮城県中央部、松島湾に面する市。漁業・水産加工業が盛ん。俗に「塩釜」とも書く。人口5.6万(2010)。
しおがま‐ぎく【塩竈菊】
ハマウツボ科の多年草。山地や高山の草原に生え、高さ30〜60センチ。夏から秋に、紅紫色の唇形の花を総状につける。《季 夏》
しおがま‐ざくら【塩竈桜】
サトザクラの園芸品種。花は八重咲きで淡紅色。