し‐かけ【仕掛(け)/仕懸(け)】
1 相手にしかけること。先に攻撃などをすること。「敵の—を待つ」 2 目的のために巧みに工夫されたもの。 ㋐装置。からくり。「自動的に閉まる—」「種も—もない」 ㋑策略。たくらみ。「まんまと—に...
しかけ‐えほん【仕掛(け)絵本】
ページを開くと、絵が立体的に飛び出してくる本。
しかけ‐にん【仕掛(け)人】
ある目的を実現しようと画策し、働きかける人。「ブームの—」
しかけ‐はなび【仕掛(け)花火】
地上に仕掛けを作って、種々の形や文字が現れるようにした花火。《季 夏》
しかけ‐ひん【仕掛(け)品】
「仕掛かり品」に同じ。
しかけ‐ぶんこ【仕懸(け)文庫】
《「文庫」は箱の意》江戸深川の遊里で、遊女の着替えを入れて持ち運ぶための手箱。 [補説]書名別項。→仕懸文庫
しかけぶんこ【仕懸文庫】
洒落本。1冊。山東京伝作・画。寛政3年(1791)刊。江戸深川仲町の岡場所の風俗を描く。
しかけ‐もの【仕掛(け)物】
特殊な仕掛けのしてあるもの。特に、芝居の大道具・小道具・衣装・鬘(かつら)など。
しかけ‐もの【仕掛け者】
1 はかりごとをめぐらして、人をだます者。「借銭の宿にも様々の—あり、油断する事なかれ」〈浮・永代蔵・五〉 2 色仕掛けで男をだまし、金を巻き上げる女。「同じ牢人の娘を—にして大分我をねだらせ、...
しかけ‐やまぶし【仕掛け山伏】
詐欺をはたらく山伏。「今時は—とて、さまざまごまの壇にからくりいたし」〈浮・胸算用・一〉