いっしょう‐の‐ねがい【一生の願い】
生きている間に一度しかしないような、重要な願い。一生のお願い。「木村は—として葉子との結婚を申し出た」〈有島・或る女〉
いえ‐の‐しゅう【家の集】
勅撰集などに対して、個人の和歌を集めた歌集。私家集(しかしゅう)。
いっぱん‐しんしょびん【一般信書便】
信書便の分類の一。信書の集配を民間企業が全国的な規模で行うもので、事業参入には、長さ・幅・厚さがそれぞれ40センチ・30センチ・3センチ以下で、重量が250グラム以下の信書便を全国に原則3日以内...
いん‐やく【隠約】
1 はっきりと見分けがたいこと。「—の中(うち)天理働く至妙の象(しょう)をも朧気(おぼろげ)ながら覗(かいま)見得て」〈露伴・いさなとり〉 2 言葉は簡単でも意味が奥深いこと。また、あからさま...
かた‐はく【片白】
白米と黒麹(くろこうじ)とで醸造した酒。江戸時代に造られた濁り酒の一つで、諸白(もろはく)より品質が劣る。「酒はいいのがあるかの。しかし諸白ではなくて、—にはこまる」〈滑・膝栗毛・五〉
かんぜん‐ぼにゅう【完全母乳】
母乳以外の栄養・水分を与えずに新生児・乳児を育てること。→混合栄養 →人工栄養 [補説]母乳には乳児の発育に必要な栄養成分や免疫物質が含まれていることや、授乳が母子間の安定した情緒的関係の形成に...
ざ
「さ」の濁音。歯茎の有声破擦子音[dz]と母音[a]とからなる音節。[dza] [補説]清音「さ」に対する濁音としては、本来、歯茎の有声摩擦子音[z]と母音[a]とからなる音節[za]が相当する...
こ‐ご【故吾】
もとの自分。昔のままの自分。「文三の今我(こんが)は—でない、しかしお政の—も今我でない」〈二葉亭・浮雲〉
こう‐がん【向顔】
面会。対面。「別当はしかしながら—せざるまでとて」〈曽我・四〉
こべつ‐がいねん【個別概念】
一定の内包の下で集合概念の外延に含まれる概念。例えば、国家に対して国民。しかし、国家は国連という集合概念に対しては個別概念となるから、両概念の関係は相対的である。→集合概念