しかつべ‐らし・い
[形][文]しかつべら・し[シク]《「しかりつべくあらし」の音変化か》「鹿爪(しかつめ)らしい」に同じ。「一一慇懃(いんぎん)に—・く」〈露伴・辻浄瑠璃〉
しかつめ‐がお【鹿爪顔】
もったいぶった顔つき。もっともらしい顔つき。
しかつめ‐らし・い【鹿爪らしい】
[形][文]しかつめら・し[シク]《「しかつべらしい」の音変化。「鹿爪」は当て字》まじめくさっていて堅苦しい。もっともらしい。「—・い顔をする」「—・いあいさつ」 [派生]しかつめらしげ[形動]...
しかつ‐もんだい【死活問題】
生き死ににかかわるような重大な問題。「患者数の減少は病院の—だ」
しかと
[名](スル)《花札の、10月の絵柄である鹿がそっぽを向いているところからという》俗に、無視すること。また、仲間はずれにすること。 [補説]昭和30年代後半から若者の間で使われ始めた。
しか‐と【確と/聢と】
[副] 1 はっきりとしているさま。確実でまちがいのないさま。たしかに。「夕方のことで—は見えなかった」「—相違ありません」 2 かたく、しっかりと。また、十分に。完全に。しっかと。「地盤を—固...
しかどう【至花道】
能楽論書。世阿弥著。応永27年(1420)成立。二曲三体・皮肉骨などの問題を通じて、能の本質や構造を説いたもの。
しかど‐の‐へい【四箇度の幣】
⇒四度(しど)の官幣(かんぺい)
しかな‐ぐさ【鹿鳴草】
ハギの別名。
しか◦なり【然なり】
[連語]《副詞「しか」+断定の助動詞「なり」》そうである。「生(しゃう)あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に—◦なり」〈徒然・九三〉