しかの‐ぶざえもん【鹿野武左衛門】
[1649〜1699]江戸前期の落語家。大坂の人。通称、安次郎。江戸へ出て、仕方噺(しかたばなし)で人気を博し、江戸落語の祖とされた。著「鹿の巻筆」「鹿野武左衛門口伝咄」など。
しか‐の‐ほうよう【四箇の法要】
大法会の4種の儀式作法。梵唄(ぼんばい)・散華(さんげ)・梵音・錫杖(しゃくじょう)の称。
しかのまきふで【鹿の巻筆】
江戸前期の咄本(はなしぼん)。5巻。鹿野武左衛門著。貞享3年(1686)刊。収められた笑話は江戸落語の基礎ともなる。
しか‐のみ‐ならず【加之】
[接]《副詞「しか」+副助詞「のみ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消しの助動詞「ず」から》そればかりでなく。それに加えて。「特別な計らいを受け、—金品までいただけるとはありがたい」
然(しか)はあれど
そうではあるが。「年経(ふ)れば齢は老いぬ—花をし見ればもの思ひもなし」〈古今・春上〉
しか‐ばかり【然許り】
[副]それほどまで。「—契りしものを定めなきさは世の常に思ひなせとや」〈和泉式部日記〉
しか‐ばな【死花花/紙花花】
葬具の一。細かい刻み目を入れた細長い紙を竹串に巻きつけたもの。しか。
し‐かばね【屍/尸】
《「死にかばね」の意》 1 死んだ人のからだ。死骸。「野に—をさらす」「生ける—」 2 「尸冠(しかばねかんむり)」の略。
しかばね‐かんむり【尸冠】
漢字の冠の一。「尼」「居」「展」などの「尸」の称。
屍(しかばね)に鞭(むち)打(う)・つ
「死屍(しし)に鞭打つ」に同じ。