しき‐ない【鋪内】
鉱山の坑道の内部。坑内。
しき‐ない【式内】
「式内の社(やしろ)」の略。⇔式外(しきげ)。
し‐きない【四畿内】
都に近い4か国。大和(やまと)・山城・摂津・河内(かわち)をいう。奈良時代に河内から和泉(いずみ)を分置し、五畿内となった。よつのうちつくに。→畿内
しきない‐しゃ【式内社】
延喜式の神名帳に記載されている神社。神祇(じんぎ)官の奉幣を受ける官幣社と国司の奉幣を受ける国幣社の別がある。式内の社(やしろ)。延喜式内社。
しきない‐の‐やしろ【式内の社】
「式内社(しきないしゃ)」に同じ。
しきな‐えん【識名園】
沖縄県那覇市にある、中国皇帝からの使節接遇のために造られた琉球王家の別邸跡。沖縄独自の様式の中に中国風の六角堂などを取り入れた回遊式庭園で、完成は尚温(しょうおん)王時代の1800年ごろといわれ...
しき‐な・く【頻鳴く】
[動カ四]しきりに鳴く。「鳴く鶏はいや—・けど降る雪の千重に積めこそ我が立ちかてね」〈万・四二三四〉
しきなつこ【四季・奈津子】
五木寛之の小説。4人姉妹のそれぞれの人生を描く連作「四季シリーズ」の第1作。新しい人生を求めて故郷の九州を離れ、東京へ向かう次女奈津子を主人公とする。昭和54年(1979)刊行。
しき‐な・ぶ【敷き並ぶ】
[動バ下二]広く統治する。一面に従える。「そらみつ大和の国はおしなべてわれこそ居れ—・べてわれこそいませ」〈万・一〉
しき‐なみ【頻波/重波】
次から次にしきりに寄せてくる波。「—にたのみをかけし住吉の松もやいまは思ひすつらん」〈玉葉集・神祗〉