わり‐もの【割り物】
割り算。また、割り算を必要とする計算。「算用はむつかしき—も埒(らち)をあけ」〈浮・織留・一〉
わたり‐ぼうこう【渡り奉公】
あちこちを渡り歩き、主人を替えて奉公すること。「女ながら—程をかしきはなし」〈浮・一代女・四〉
わび‐こと【侘び言】
《「わびごと」とも》 1 わびしい気持ちから出る言葉。かこちごと。ぐち。「いられがましき—どもを書き集め給へる御文を御覧じつけて」〈源・胡蝶〉 2 断りの言葉。辞退の言葉。「迷惑に思ひ、色々—を...
わななき‐ごえ【戦慄き声】
わななきふるえる声。「あさましき—にて」〈源・手習〉
わび‐は・つ【侘び果つ】
[動タ下二]すっかりふさぎこんでしまう。「—・つる時さへものの悲しきはいづこをしのぶ涙なるらむ」〈古今・恋五〉
わ・びる【侘びる】
[動バ上一][文]わ・ぶ[バ上二] 1 さびしく思う。心細がる。「独り暮らしを—・びる」「人—・びて淋しき宵を」〈漱石・虞美人草〉 「つれづれ—・ぶる人はいかなる心ならん」〈徒然・七五〉 2 落...
ろうざんゆうき【老残遊記】
中国、清末の小説。20回。劉鶚(りゅうがく)作。1906年刊。作者とおぼしき老残と名のる医師が見聞したことを述べ、特に、清廉と自任する官僚の横暴を批判している。
れん‐こく【輦轂】
1 輦(てぐるま)の轂(こしき)。 2 天子の乗り物。
ラ‐ベッラ‐ナーニ【(イタリア)La bella Nani】
⇒美しきナーニ
りょうら‐きんしゅう【綾羅錦繍】
あやぎぬとうすぎぬと錦(にしき)と刺繍(ししゅう)をした布。美しい衣服。