おぼ‐おぼ
[副]態度がはっきりしないさま。ぼんやり。「怪しきまで言(こと)少なに、—とのみ物し給ひて」〈源・蜻蛉〉
おぼおぼ・し
[形シク] 1 ぼんやりして、はっきりとしない。おぼろげである。「たそがれ時の—・しきに」〈源・常夏〉 2 隔てがましい。よそよそしい。「思し隔てて、—・しくもてなさせ給ふには」〈源・夢浮橋〉 ...
おぼし・い【思しい/覚しい】
[形][文]おぼ・し[シク]《「おもほし」の音変化》 1 (「…とおぼしい」「…とおぼしき」の形で)…と思われる。…のように見える。「犯人と—・い男」 2 こうありたいと望まれる。希望している。...
おぼほ・し
[形シク]《「おほほし」「おぼぼし」とも》 1 おぼろげである。ぼんやりしている。「雲間よりさ渡る月の—・しく相見し児らを見むよしもがも」〈万・二四五〇〉 2 心が沈んで晴れない。「玉桙(たまほ...
おぼほ・る【溺ほる】
[動ラ下二] 1 水中に沈む。転じて、おぼれる。「俊蔭は、激しき浪風に—・れ、知らぬ国に放たれしかど」〈源・絵合〉 2 涙にむせぶ。「涙に—・れて」〈浜松・一〉
おぼ‐めか・し
[形シク]《動詞「おぼめく」の形容詞化》 1 はっきり見えない。おぼろげである。「夕涼みといふほど、物のさまなども—・しきに」〈枕・二二四〉 2 記憶などが確かでない。「そのかた(=和歌ノ方面)...
おまる‐がわ【小丸川】
宮崎県中部を流れる川。東臼杵(うすき)郡椎葉(しいば)村南東部の九州山地に源を発し、ほぼ東流したのち尾鈴山地に阻まれて南流に転じ、宮崎平野北部の児湯(こゆ)郡高鍋町で日向(ひゅうが)灘に注ぐ。長...
お‐めいく【御影供】
「御会式(おえしき)」に同じ。
お‐めいこう【御命講】
「御会式(おえしき)」に同じ。《季 秋》
おも【面】
1 顔。顔つき。容貌(ようぼう)。「いと美(うる)はしき君が—」〈上田敏訳・海潮音・春の貢〉 2 表面。「川の—」 3 おもかげ。「佐野山に打つや斧音(をのと)の遠かども寝もとか児ろが—に見えつ...