さん‐ぼう【三方】
《「さんぽう」とも》 1 三つの方向。三つの方面。 2 前と左右の三方に刳形(くりかた)の穴をあけた台を方形の折敷(おしき)につけたもの。ヒノキの白木製を普通とし、神仏や貴人に物を供したり、儀式...
さんぜそう【三世相】
「三世相錦繍文章(さんぜそうにしきぶんしょう)」の通称。
さん‐だん【讃談】
1 仏の功徳(くどく)をほめたたえ、語ること。また、その話。 2 事の是非を論じ合うこと。批評すること。「貴人、上方様の御比判にも、是をのみ御覧じはやされて、非をば御—もなかりしなり」〈至花道〉...
さんしょく‐すみれ【三色菫】
⇒さんしきすみれ
さん‐こく【惨酷/酸酷】
[名・形動]「残酷(ざんこく)」に同じ。「嗚呼流毒の—なる地震より甚しきはなし」〈津田真道・明六雑誌一七〉
さんじゅ【散手】
雅楽。唐楽。太食(たいしき)調で新楽の中曲。一人舞の武舞(ぶのまい)で、番子(ばんこ)二人を従える。番舞(つがいまい)は貴徳。散手破陣楽。主皇破陣楽。
さん‐じゃ【算者】
《「さんしゃ」とも》算術にすぐれた人。「年波のせはしき世の事、—もこれをつもれり」〈浮・永代蔵・五〉
さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい【三十三間堂棟由来】
浄瑠璃「祇園女御九重錦(ぎおんにょうごここのえにしき)」の三段目だけを上演する場合の別外題。柳の精のお柳が、一子緑丸と別れを告げる場。
さん‐しょく【三色】
1 3種の色。さんしき。 2 「三原色」に同じ。
きしゅんらく【喜春楽】
雅楽の舞曲。唐楽。黄鐘(おうしき)調で古楽の中曲。四人舞。隋の煬帝(ようだい)、陳の粛公また大安寺の安操の作という。寿心楽。寿春楽。弄殿(ろうでん)喜春楽。きすんらく。