しず‐こころ【静心】
《「しずごころ」とも》静かな心。穏やかな落ち着いた心。「春は惜し郭公(ほととぎす)はた聞かまほし思ひわづらふ—かな」〈拾遺・雑春〉
しずこころ‐な・し【静心無し】
[形ク]心が落ち着かない。「ひさかたの光のどけき春の日に—・く花の散るらむ」〈古今・春下〉
しず‐しず【静静】
[副]動作などが、静かにゆっくりと行われるさま。「—と祭壇の前に進み出る」
しずたに‐がっこう【閑谷学校】
⇒閑谷黌(しずたにこう)
しずたに‐こう【閑谷黌】
江戸時代の岡山藩の郷学(ごうがく)。寛文8年(1668)藩主池田光政が民間子弟の教育のために、領内各地に手習い所を設置したがまもなく廃絶し、同10年閑谷に学校設立を命じ、元禄14年(1701)ま...
しず‐たまき【倭文手纏】
[枕]《上代は「しつたまき」》倭文で作った手纏きは玉製などに比べて粗末なところから、「いやしき」「数にもあらぬ」にかかる。「—数にもあらぬ命もて」〈万・六七二〉
しず‐だい【静大】
「静岡大学」の略称。
しず‐ぬさ【倭文幣】
《上代は「しつぬさ」》倭文織りのぬさ。「木綿(ゆふ)だすき肩に取り掛け—を手に取り持ちて」〈万・四二三六〉
しず‐の‐いわや【静之窟】
島根県大田市の海岸にある海食洞。奥行約45メートル、高さ約13メートル。大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名神(すくなびこなのかみ)が国造りの策を練った地という伝承がある。
しず‐の‐お【賤の男】
身分の低い男子。しずお。「あやしき—の声々」〈源・夕顔〉