した‐じ【下地】
1 物事が成り立つ土台となるもの。基礎。素地。素養。「小さいころから音楽の—がある」「—が入っているのですぐに酔う」 2 (「助枝」とも書く)木や竹の細い材を縦横に組んだ壁の骨組み。壁下地。かべ...
した‐じ【下道】
「したみち」に同じ。「松の—ゆ登らして国見遊ばし」〈万・三三二四〉
したじ‐うま【下地馬】
⇒物射馬(ものいうま)
した‐じき【下敷(き)】
1 筆記・習字などをするとき、その紙の下に敷くもの。また、そのための文房具。 2 物の下に敷かれること。「倒れた材木の—になる」 3 創作・制作などの手本・基礎となるもの。「古い説話を—にして小...
した‐じころ【下錏】
兜(かぶと)の錏の下に、さらに用心のためにとりつけた錏。
したじ‐し【下地師】
彫金の素材となる彫下地(ほりしたじ)を作る職人。
した‐じた【下下】
1 身分の低い人々。また、役人でない、一般の人々。しもじも。 2 配下の人々。部下。奉公人。「—に微塵(みぢん)姿を見せ給はぬ娘達にも」〈浮・禁短気・三〉
した‐じち【下質】
江戸時代、質屋が質物をさらに他の質屋に質入れすること。
したじ‐ちゅうぶん【下地中分】
中世、年貢や土地にかかわる荘園領主と地頭との紛争解決の一方法。下地を折半してお互いに領有を認め合うもの。地頭が一円領主化する契機となった。
したじっ‐こ【下地っ子】
「下地(したじ)6」に同じ。「早く芸者の—にお出しと」〈鴎外・雁〉