うつつ‐ごころ【現心】
1 《夢うつつの心の意から》夢見るような気持ち。うつろな心。「はや七分の正気を失って、何(どこ)が何(なに)やら一向—で」〈紅葉・二人女房〉 2 しっかりした気持ち。正気。「肝魂も消え果て—なし...
う・く【浮く】
[動カ五(四)] 1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に—・く」⇔沈む。 2 表面に現れ出る。「赤潮のため魚が大量に—・いた」「肌に脂が—・く」 3 ...
うち‐まも・る【打(ち)守る】
[動ラ五(四)] 1 見つめる。じっと見守る。「流石(さすが)に口には出し得ず、ただ彼の顔を—・った」〈独歩・悪魔〉 2 しっかり守る。「固く本営を—・り」〈染崎延房・近世紀聞〉
うわ‐うわ
[副](スル)言動に落ち着きがなく、気持ちがしっかりしていないさま。「—した…ほんの一時の出鱈目(でたらめ)だろうと」〈里見弴・多情仏心〉
うか‐うか
[副](スル) 1 気がゆるんで注意が行き届かないさま。うっかり。「—と口車に乗せられる」 2 しっかりした心構えや目的を持たず、ぼんやり時を過ごすさま。「同業者も増えたので—していられない」 ...
おし‐あじ【押(し)味】
日本酒が、後味にまでしっかりと余韻が残るような味わいであること。
おさ・える【押(さ)える/抑える】
[動ア下一][文]おさ・ふ[ハ下二] 1 ㋐物が動かないように、押しつけて力を加える。「手で着物の裾を—・える」「文鎮で紙を—・える」 ㋑出入り口に手などを押し当てておおう。「傷口を—・える」「...
おさおさ・し【長長し】
[形シク]しっかりしている。おとなびている。「かしこし、—・しきやうにも聞こえむこそよからめ」〈かげろふ・上〉
おさえ‐つ・ける【押(さ)え付ける/抑え付ける】
[動カ下一][文]おさへつ・く[カ下二] 1 しっかり押さえて、相手が自由に動けないようにする。「首ねっこを—・ける」 2 圧力を加えて相手の動きを封ずる。「少数意見を—・ける」 3 心の動揺な...
お‐あい【御相/御間】
酒席で、主人と客の間に入って酒の相手をすること。また、その人。お相手。「しっかりしてもう一杯、アア、いくじのねえ—だ」〈魯文・安愚楽鍋〉