しゃく‐しゃく【綽綽】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いてゆとりがあるさま。ゆったりとしてこせつかないさま。「余裕—たる態度」「手も汚さず汗も出さず、—として刈ってるが」〈左千夫・隣の嫁〉
しゃく‐しょ【借書】
借用の証書。借用証。
しゃくし‐わたし【杓子渡し】
⇒篦渡(へらわた)し
杓子(しゃくし)を渡(わた)・す
《「杓子」は主婦権の象徴とみなされるところから》姑(しゅうとめ)が嫁に家政を譲る。
しゃくしんみょう【惜身命】
上田三四二の小説。昭和59年(1984)刊行。翌年、第35回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
しゃく‐じ【借字】
漢字のもつ意義にかかわらず、その音や訓を借用して書き表す方法。万葉仮名や梵語(ぼんご)の音訳など。
しゃく‐じめ【尺〆】
尺貫法の木材の体積の単位。1尺角で長さが2間のものの体積。地域によって差異があるが、ふつう約0.33立方メートル。
しゃく‐じゅ【積聚】
さしこみ。また、癇癪(かんしゃく)。癪(しゃく)。「腫物、—ははりをさす」〈仮・尤の双紙〉
しゃくじゅう‐せつ【積聚説】
インド哲学の宇宙論の一。無数に存在する地性・水性・火性・風性の4種の原子が結合・集績して世界が成立するとする多元論的世界観。サーンキヤ学派などの転変説に対するもので、最初ジャイナ教で唱えられ、の...
しゃく‐じょ【錫紵】
天皇が二親等以内の親族の服喪の際に着用する浅黒色の闕腋(けってき)の袍(ほう)。しゃくちょ。