しょう‐さん【蕭散】
[名・形動]静かでものさびしいこと。また、そのさま。「水に臨んだ柳並木はまだ枯れがれとして、—な感じを与える」〈藤村・家〉
しょうさん‐アンモニウム【硝酸アンモニウム】
硝酸をアンモニアで中和して得られる化合物。潮解性のある白色の結晶。窒素肥料・爆薬・寒剤などに利用。化学式NH4NO3 硝安。
しょうさん‐エステル【硝酸エステル】
硝酸とアルコールから得られるエステル。多く爆薬として用いられる。ニトログリセリン・ニトロセルロースなど。
しょうさん‐えん【硝酸塩】
金属やその酸化物、炭酸塩などを硝酸に溶かして得られる化合物。水に溶けるものが多い。
しょうさん‐カリウム【硝酸カリウム】
炭酸カリウムを硝酸に溶かして得られる、無色の結晶。天然には硝石として産出。黒色火薬・マッチ・花火・肥料などに利用。化学式KNO3 煙硝。
しょうさん‐カルシウム【硝酸カルシウム】
炭酸カルシウムを硝酸に溶かした液から得られる無色で潮解性のある結晶。石灰質土壌中で微生物の作用により窒素化合物が硝化するときにも生ずる。肥料・硝酸塩・花火の製造に使用。化学式Ca(NO3)2
しょうさん‐きん【硝酸菌】
亜硝酸を酸化して硝酸に変えるはたらきをもつ土壌細菌。同じ硝化細菌である亜硝酸菌とともに存在し、土中の窒素循環に重要な役割をもつ。
しょうさん‐ぎん【硝酸銀】
銀を硝酸に溶かして得られる無色透明な板状結晶。水によく溶け、銀イオンの試薬として常用されるほか、感光乳剤製造や銀めっき、医薬品などに使用。化学式AgNO3
しょうさんぎん‐アンモニアようえき【硝酸銀アンモニア溶液】
硝酸銀の水溶液にアンモニア水を加えて酸化銀を沈殿させ、さらにその沈殿が消えるまでアンモニア水を加えたもの。銀鏡反応に用いられる。アンモニア性硝酸銀溶液。トレンス試薬。
しょう‐さんさい【小三災】
仏語。3種の災厄。→三災