わじしょうらんしょう【和字正濫鈔】
江戸前期の語学書。5巻。契沖著。元禄8年(1695)刊。「倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)」以前の文献の仮名遣いを基準とし、仮名の正しい用法を示したもの。
わじたいかんしょう【和字大観抄】
江戸中期の語学書。2巻。文雄(もんのう)著。宝暦4年(1754)刊。片仮名・平仮名・五十音図・いろは歌・仮名遣いなど仮名について説明したもの。
わたくし‐しょうせつ【私小説】
⇒ししょうせつ(私小説)
わたしがころしたしょうじょ【私が殺した少女】
原尞のハードボイルド小説。東京西新宿に事務所を構える探偵沢崎が活躍する「私立探偵沢崎シリーズ」の一つ。平成元年(1989)刊行。同年、第102回直木賞受賞。
わたしのみたしょうわのしそうとぶんがくのごじゅうねん【私の見た昭和の思想と文学の五十年】
小田切秀雄の文学エッセー。昭和63年(1988)刊。昭和史の中の文学者・事件・作品について、著者自身の青年期の回想を交えつつ語る。第42回毎日出版文化賞受賞。
わたり‐こしょう【渡り小姓】
江戸時代、大名・旗本などに渡り奉公をした美少年。
わたり‐しょう【渡り荘】
渡り領としての荘園。「紀伊国田中庄は、殿下の—なりけれども」〈盛衰記・四〉
わみょうしょう【和名抄/倭名鈔】
⇒和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)
わみょうるいじゅしょう【和名類聚抄/倭名類聚鈔】
平安中期の漢和辞書。10巻本と20巻本とがある。源順(みなもとのしたごう)著。承平4年(934)ごろ成立。漢語を意義分類し、出典を記して意味と解説を付し、字音と和訓を示す。和名抄。倭名鈔。わみょ...
わらうしょうねん【笑う少年】
《原題、(オランダ)Lachende jongen》ハルスの絵画。カンバスに油彩。直径30.5センチの円形の作品。表情豊かに笑う少年を生き生きとした筆致で描いている。ハーグ、マウリッツハイス美術...