しっ‐ぴ【櫛比】
[名](スル)櫛(くし)の歯のように、すきまなく並んでいること。「月の光は崖下の—した屋根屋根を照し」〈宮本・伸子〉
しじ‐ぬ・く【繁貫く】
[動カ四]艪(ろ)や櫂(かい)などをすきまなく突き通して並べる。「難波の三津に大舟にま櫂—・き」〈万・四三三一〉
しき‐つ・める【敷(き)詰める】
[動マ下一][文]しきつ・む[マ下二] 1 すきまのないように敷く。「玉砂利を—・めた道」 2 敷いて、押さえつける。「下なる敵の左右の手を膝にて—・め」〈古活字本保元・中〉
し‐かん【歯間】
歯と歯のあいだ。歯と歯のすきま。
きん‐みつ【緊密】
[名・形動](スル) 1 物と物とがすきまなくくっつくこと。物事の関係が密接なこと。また、そのさま。「—な連絡をとる」「更に—して行く車に車夫達の姿は見えなくなり」〈横光・上海〉 2 非常に厳し...
きん【釁】
物事のすきま。すき。また、仲たがい。「互に一方の—を撃(うち)て双方の真面目を顕(あらわ)し得ざることあり」〈福沢・文明論之概略〉
すき【透き/隙】
1 物と物との間。間隙(かんげき)。すきま。「戸に—がある」「割り込む—もない」 2 引き続いている物事の絶え間。合間。ひま。「仕事の—をみつける」「手—のとき」 3 気のゆるみ。油断。また、つ...
うかが・う【窺う】
[動ワ五(ハ四)] 1 すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。「鍵穴から中を—・う」 2 ひそかにようすを探り調べる。「顔色を—・う」「ライバル会社の動きを—・う」 3 一部分から全体を推し量っ...
うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
いと‐づつみ【糸裹み】
弓全体を、細い麻の縒(よ)り糸ですきまなく巻き、その上から漆を塗ったもの。また、その弓。