すず‐がえる【鈴蛙】
無尾目スズガエル科の両生類。美しい声で鳴くカエル。体長4〜6センチ。背面は緑色または灰褐色で多数の突起が散在。腹面は鮮やかな赤色。中国北東部・朝鮮半島に分布。
すずがね‐の【鈴が音の】
[枕]官吏の乗る駅馬が鈴をつけていたところから、「早馬(はゆま)」にかかる。「—駅家(はゆまうまや)の堤井(つつみゐ)の」〈万・三四三九〉
すず‐がも【鈴鴨】
カモ科の鳥。全長約45センチ。雄は頭部が紫黒色、背中は白色に黒い虫食い状の模様がある。雌は頭部と背面が褐色で、くちばしの付け根が白い。北半球に広く分布。日本には冬鳥として渡来し、河口や海湾でみられる。
すずがもり【鈴ヶ森】
東京都品川区南大井付近の旧地名。慶安4年(1651)に江戸幕府が設けた刑場跡がある。 歌舞伎狂言「浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなずま)」の鈴ヶ森の場が独立したもの。白井権八と幡随院(...